アメリカの大学院に合格するために僕は、
自分で作った新しい理論をメールでアメリカ中の教授に送りつけまくりました。具体的にはこのような内容のメールを送りました。
僕は日本の大学の工学部応用化学科に在籍する4年生です。
アメリカに留学することを考えていて、そのために所属する研究室を探しています。
あなたのウェブサイトを見て僕のやりたいこととあなたの研究内容が似ているようだったのでメールしました。
僕が最近興味を持っているのは本質的に新しい量子理論の研究です。
僕は今まで知られていない種類のマクスウェルの悪魔を発見しました。
それは、○○○○○○○という実験で、このマクスウェルの悪魔が系からエネルギーを取り出すと、××××××××となるので、熱力学第2法則が破れています。
この実験は今存在している物質を使って、実際に行うことのできる実験です。
この矛盾を解決するために僕は△△△が□□□□であるという仮定をしました。
もしこの仮定が正しいなら、◎◎◎◎が☆☆☆☆☆☆となるので矛盾が解消されます。
僕はこのような理論を研究したいと思っています。
あなたの研究室で雇ってもらえますか?
(本当にいいアイディアなので、僕がちゃんと研究して論文にするまでは一部伏字)
こういうメールをアメリカ中の大学の教授に67通送りつけて、そのうち26通に返事が返ってきました。
14通はいい返事で12通は悪い返事でした。
そして、僕のアイディアを気に入ってくれて僕のことを学部長に紹介して、受けたら採るから受けなさいと言ってくれた教授のいる大学を受けて、本当に受かったので入学したのでした。
えー…
みんなの言いたいことはよく分かります。
つまり、
「こんなことできるような奴は日本でだってエリート人生まっしぐらだろうから、わざわざアメリカ行く必要なんてないじゃん!」
と。
ですが、それはまったく違います。
僕は日本では偏差値50前後の三流大学出身です。
それも理学部に受からなくて工学部出身です。
おかげでいろいろな事を独学しないといけなくて、本当に大変でした。
それに日本の大学院を受けたら、おそらく受からなかったと思います。
なぜなら僕はテストを受ける技術がほとんど無いからです。
アメリカの大学院に留学するためにも様々なテストを受ける必要があります。
僕はそこで散々な点を取りました。
少なくとも、上のような議論ができるとは到底信じられないぐらいの普通の点しか取れませんでした。
英語では足切り点よりやや
低い点しか取れませんでしたし、その他の化学や簡単な計算の試験もせいぜい全体の80%の成績でした。
1学年8クラス、320人の高校なら校内順位64番目と言ったところです。
すごく微妙なラインですね。
それ以前に英語の点が足切り点未満の時点で、日本でなら門前払いに遭うところです。だから、僕が大学院に受かったのはアメリカ式の評価方法のおかげなのです。
アメリカでは入試で小論文の提出があります。
文系の場合はある問題に対して自分の意見を述べる、というような内容のようですが、理系の場合は自分の研究の興味、進学する理由を述べるようになっています。
そこで僕は上でやった議論を書きました。
メールで送った議論の要約を書いて、最後に、
「この大学の○○教授に連絡を取っており、僕を受け入れてくれると言ってくれているのでこの大学を受けました。あなた方が僕にチャンスを与えてくれると信じています。」
と書き足して送りました。
これで何もかもチャラです。
英語が足切り点未満だろうが、テストがパッとしなかろうが、3流大学の無名教授の下で指導を受けていようが、工学部出身で理学部で必要な科目を習っていなかろうが。
僕はこのようにしてアメリカの大学院に合格しました。
こんなやり方では
絶対に日本の大学には合格できません。
でも、アメリカでなら合格できる可能性があります。
僕の場合は異常に極端ですが、アメリカではこういうこともあり得るのだと覚えておいてもらえれば幸いです。
それに僕は、こういう型破りな方法で今の大学に入ってきて良かったと思っています。
こっちに来てから指導教官の書いた論文を詳しく調べたときに気づいたのですが、この教授は僕のアイディアを実際に計算するのに必要な数学的な道具を10年ぐらい研究してそろえていたのです。
なんと言っても自分で興味を持って考えたアイディアを気に入ってくれた教授なのですから、もちろん自分にピッタリな研究をやっているに決まっています。
まさに運命の出会いです。
しかしそれは幸運ではありません。
僕が自分で引き寄せたのです。
こういう話を聞いて、漠然といいなぁ、とか、自分も留学できるかもと思った人はぜひ留学しましょう。
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アメリカ留学のすすめ1〜大学の質について〜2007年12月6日初出
2008年1日27日関連記事追加、修正
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突然のカキコミ失礼致しました。
他の大学院に行って可能性を広げるっていうのも考えたんですが、結局エスカレーターになってしまいました><
やっぱり人と違う道を歩こうとすると、いろいろとくじけそうになるもので。
同じ大学院に行くのも、悪くは無い選択肢だと思いますよ。
学部の卒研だけで研究を完成させるのは難しいですし。
3年同じことをやれば、結果も出て論文も書けるかと。
シンレイスポット
にオットット
ブログを拝見させていただいて、すごく面白いと思ったのでコチラからもぜひ相互リンクをお願いします。
僕は今大学1年ですが、海外の院も視野に入れてます。
これからよろしくお願いします!
そう言ってもらえると嬉しいです。
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